2-3学校給食の食材について

 

 また、最近では宇都宮市等、次々と遺伝子組み換え食品を学校給食に使用しない自治体が出てきています。前回、教育庁の答弁においては、国の安全性評価指針により安全であると認めたものは安全ということでありました。しかし、これだけ欧米の学者、また消費者が危険性を訴え続けているなら、何かがある、安全性が十分に確認できないなら、まだ子供にできるだけ食べさせないようにしようという強い意志を私は持つべきではないかと思います。
 また、国においても不完全ではありますが、農水省で遺伝子組み換え食品の義務表示を取りまとめたこと、さらに先月、厚生省においても、これまで業者に任意で求めていた遺伝子組み換え食品の安全性確認の申請について、二〇〇一年の春をめどにして法制化することを検討すると発表しています。これも業者の負担は大きいが、より遺伝子組み換え食品には慎重に取り扱っていこうという国の姿勢であります。このような動きを県教育委員会でもぜひとも深く考慮され、また国の安全指針の実態に関してみずから情報を集めるなどして、学校給食の食材について遺伝子組み換え食品を使用しない方針をぜひ検討すべきであると思うが、お聞かせください。

  遺伝子組み換え食品につきましてはさまざまな意見もあるところでありますけれども、国が安全性評価指針により安全であると認めている食品については安全性は確保されているものと考えております。学校給食で使用いたします食材につきましては、地域の実情等に応じ、学校給食の実施者である市町村が判断するものであるというふうに考えております。

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