2-2災害時における資機材の確保について
災害時における資機材の確保についてお聞きいたします。
第三管区海上保安本部では、現在、東京湾における油流出事故の際の排出油の防除及び危険の防止のために取りまとめられた東京湾排出油防除計画の見直しをするため、関係自治体、民間企業等の保有資機材の状況、洋上での防除作業に提供できる資機材の量 及びその運搬手段などの調査を行っております。県としては、この調査を参考にして、必要量 を確保するため、県の保有分のほかに、他県からの広域応援及び県内企業グループによる支援可能性についても総合的に勘案し、必要な資機材の整備、保有状況等を県地域防災計画に盛り込んでまいりたいと考えております。
次に、今回のオイルフェンス、油処理剤、油吸着剤、また震災時におけるプレハブ建築資材等、民間に委託している災害時の資機材について、その協定の中に具体的な確保すべき量を入れるべきだと思うがどうか。
ダイヤモンドグレース号事故の教訓を踏まえ、港湾管理者としては港内への油流入や人口の密集地域に近接している岸壁及び人工海浜等への油漂着を防ぐために必要なオイルフェンス、吸着マット等の備蓄に努めているところであります。今後は現状の備蓄で対応できない事態を想定して、一定量の資機材を優先的に確保できるよう民間業者への委託のあり方等を検討してまいりたいと考えております。
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