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美浜区民の第1回防災アンケートをもとに
「阪神大震災以後、防災意識の風化をどうする?」
 (平成7年12月県議会にて質問)

平成6年の8月に、私は千葉市美浜区において防災意識についてのアンケート調査を行いました。このアンケート結果は平成7年1月30日付の新聞にも、阪神大震災以前の詳しい防災意識調査として取り上げられました。 この調査の中で、関東大震災のような大規模な地震がこの地域に起こると思うかという質問に対し、99%の方が起こると思うと答えています。しかし、携行品をすぐ持ち出せるように準備しているかという問いに、準備していると答えた人は全体の33%でした。そのほか、昼間大地震が起きた場合、家族との連絡方法について十分話し合ったことがあると答えた人はわずか25%、さらに災害対策基本法に基づく地域防災計画書について、その内容を概略知っていると答えた人はわずか3%、聞いたことがあると答えた人は32%、存在さえも知らないと答えた人は65%でした。
 この結果を要約すると、大震災は起こるだろう、しかし、準備はしていないという矛盾した人々の意識のあり方でありました。もちろんこれらは阪神大震災の起こる以前のデータであり、今は大きく変わっていると思われますが、今年平成7年6月に県において実施された県政に関する世論調査においては、種々の携行品を準備している人は平均として30%台が多く、また、家族との連絡方法の確認は23%と、ほとんど一年前と変わっていないのに驚いている次第でございます。
 そこで防災意識の高揚と防災の広報について知事に聞きたい。

知事 防災意識の風化は一番問題であると認識している。このため、テレビ等のメディアで直接県民に訴えかけるよう一層活用を図っていく。また啓発用ビデオも多くつくり、より積極的に防災広報に展開する。

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